ドローン✖️AI=絶滅危惧種を救う

突然ですが今、全世界に何種類の絶滅危惧に瀕している動物がいるかをご存知でしょうか。

実は「2万5,821種(2017年)」もいるんです。

この絶滅危惧種を保護するためには、彼らが生きるための自然を守ることが必要です。全世界で毎年約800億ドル、日本円にして約80兆円が必要だとされています。この数字に驚かれた方も多いと思います。「そんなことに金をかけてるなら、他のことに使えよ」という声が聞こえてきそうな額ですよね。

しかし、生物が絶滅するということは生きていくための自然が無くなっていることと同義です。要するに、このまま絶滅種が増えていくと最終的に我々人間にも被害が及ぶということなんです。

 

今回は、そんな絶滅危惧の保護を今まで人間の脚と目で行ってきたことを、ドローンとAIを用いて解決できないか、という論文です。本論文においての絶滅危惧種はコアラとしています。

ドローンによりデーター化が可能に

 

まず何故ドローンを用いたほうがいいか、という疑問についてですがこれは単純に、人件費の削減や労働量を減らすことができるといったところはもちろん。コアラが何体いて、どこで生活していているかをデータ化することができるからです。さらに、論文の結果を見ると20,30,60mの高さから森を撮影したときに、絶滅危惧種であるコアラがどこに何体いるかを100%の精度で見つけたことを報告しています。

60mという高度でも正確に位置と数を把握できた要因として、熱処理画像認識とAIによる画像認識がうまく機能したからだと言えます。熱処理による画像認識で位置の把握をしたあと、AIでそれが本当にターゲットであるかどうかを判断するといった方法により、上記に示した精度で観察できたということですね。

 

 

今回は、ドローンとAIを掛け合わせた論文をご紹介しました!!

AIの画像認識は医療分野や、自動運転と言ったところまで使われるAIが最も得意とする認識のひとつです。

この論文では絶滅危惧種の観察を行うための研究が行われていましたが、この方法をさらに応用すると、害虫の探索や、遭難者の発見などもすることができるんです。今後の発展に非常に注目が集まっている研究でした。

 

Luis F. Gonzalez et al.(2016).Unmanned Aerial Vehicles (UAVs) and Artificial Intelligence Revolutionizing Wildlife Monitoring and Conservation.Sensors.

 

ライター:

株式会社wevnal Chatbot AI事業部 木村駿