AIって実際何ができるの?

皆さんもご存知の通り、現在AI技術の市場とAIによるビジネスプランの検討が世界中で盛んになってきています。その傾向は数字にも表れており、Narrative Science Surveyは、企業の38%が2016年にAIを使用しており、その数は2018年には62%まで上昇すると予測しています。さらに、2016年に80億ドルだった市場を2020年には470億ドルに拡大するとも予測しています。

このように、現在非常にホットなAI。しかし、AIって実際どんなことができるからすごいの?というかたが多いのも事実。今回は、そんなあなたのため、もう知っているけれどももう一度復習するあなたにも、AIでできること、得意な分野についてを(その1)と(その2)に分けてご紹介いたします。

 

企業の38%が2016年にAIを使用しており、その数は2018年に62%に増加すると予測しています。

AIが得意な事その(1)

1.1 自然言語生成(NLG, Natural language generation)

自然言語生成とは、ディープラーニングという機械学習手法を用いて、コンピューターからテキストを生成することをさします。コンピュータがテキストを学習し、認識することによって、生身の人間が作るような文章を自動的に生成してしまうんです!

日本だとこの自然言語生成が使われているシステムとして有名なのは『女子高生AIりんな』ですよね。ユーザーの発した文字を読み取り、自動で返信するシステムに誰もが驚いたのは記憶に新しいはず。

さらに現在、天気予報のような数値化したデータのみから、天気予報のテキストを自動的に生成するシステムまでもがあります。このように、AIに数値化したデータを学習させることにより、文字を打つ時間を短縮するという機能もあるのです。

1.2 音声認識

音声認識は、言わずと知れたiphoneにおける『Hey Siri!!』やGoogle検索時の『OK Google』から始まる検索機能が非常に有名ですよね。

音声認識をざっくり説明しますと、発音の特徴をベクトル列で認識したあと、音素と呼ばれる形に分解し、テキストととして認識します。詳しくは音声認識を取り扱った論文記事でまたご紹介いたします!

音声認識は現在も研究が進められており、今後はLINEやトヨタ自動車などとタッグを組み、自動車の中にハンドフリーで様々なことができるデバイスや、小売店を中心に導入しようと進められています。

1.3  VRとAR

VR(Virtual Reality)は近年話題になっているデバイスですよね。モニターを付けることによって虚像の世界へ飛ばしてくれる感覚に、使った人はだれもが驚いたはず。一方のAR(Augmented Reality) は日本語で「拡張現実」と訳されます。要するに、360度視覚をすべて仮想の世界へ入り込んでいるような感覚にさせてくれるのがVR。現実世界の一部分に、仮想世界を表示するのがARということですね。

「VR×AI」の場合、商品をよりリアルに近い形で仮想世界に表示することにより、消費者に次世代のショッピングを体験させることができたり、アメリカで導入されているVRの使い方としては、軍人の訓練に組み込まれている一例もあります。

「AR×AI」の場合、一部分だけ仮想の家を映し出すことにより、例えば、まっさらな土地にどのような家が建つのかを、竣工前に確認することができます。

AI×VR,ARは、医療分野への導入も進められており、今後の更なる発展が望まれています。

1.4 金融業界における意思決定

AIの発展により、「金融業界はAIに取って代わられる」と、よく言われていますよね。しかし、何故AIが発展することにより人の必要がなくなってきているのでしょうか。それは、AIの強みである「膨大なデータを処理し、動向を読むことによって最適解を導く能力」が、証券や株などのレートが逐一変化するような商材において、人よりも早く的確な判断ができるからなんです。さらに銀行の一般職の方が行うような事務作業においても、AIを導入することにより、ミスを減らし、よりスピーディーに作業をすることができるのです。

銀行だけでなく、第一生命保険株式会社が「ヘルスケア」、「保険の引き受け」、「マーケティング」においてAIを導入しています。

今回はAIができること(その1)ということで、AIの特徴とを導入した事例を、専門用語をあまり交えずご紹介いたしました!こう見ていると、AIが今後どのように発展していくかがとても楽しみになってきますね。

タイトルを読んでお分かりのように、(その1)なため、(その2)ももちろんあります。そちらもぜひ読んでみてください!

 

Huimin Lu et al.(2018).Brain Intelligence: Go beyond Artificial Intelligence. Mobile Networks and Applications.

 

ライター:株式会社wevnal ChatbotAI事業部 木村駿