炊飯器に話しかける時代が来るかも?電化製品×AIの作り出す未来

AIの活用による電化製品の高度化

AIを電化製品に活用し、その高度化を目指しています。

現実的な可能性として、製品への疑問を電化製品自身が音声などで解決に導けるかもしれません。今回はそんな論文をご紹介していきます。

技術の発展に伴い、私たちの生活は激変しています。

「AI」分野に関してはその中でも、もの凄いスピードで技術革新を進めています。

そんな「AI」分野の中でも、大きな変化ではないかもしれませんが、

今回は、AIの活用による電化製品の高度化をご紹介していきます。

些細なことではありますが、ご飯を炊く際に、何か分からないことを炊飯器に聞くことが出来たらとても便利ですよね?

そんな課題を解決すべく、電化製品の高度化についてご紹介いたします!

目次
(1)質問自動生成とは
(2)人手質問生成と自動質問生成の比較
(3)関連事例
(4)まとめ

(1)質問自動生成とは

質問自動生成というのは、その名の通り「質問を自動的に生成すること」です。

このシステムを構築する際には、当然ある製品に対するデータが必要になってきて
これまでは、これを人為的に構築していくことはコストに問題がありました。

しかしここで提案したいのが、製品には必ず付いている製品マニュアルを自動質問生成のデータとして活用していくことです。

このようにAIを製品マニュアルの自動質問生成に活用することによって、
当初の問題であったコスト面の削減が可能になってきます。

(2)人手質問生成と自動質問生成の比較

この論文では、実際に実験が行われており、
人手で作成された質問文とAIを活用した自動質問文を比較していきます。

評価ポイントとしては、人手と機械のクオリティーの差となっており、
そもそも実験全体の中で、自動的に質問を作り出すことが出来たのかも基準になっています。

この実験の結果、現状完璧ではないが質問自動生成のクオリティーが高いことが証明されています。

AIを活用した自動生成文は、人為的に作成された質問文と同じようなものを作ることが出来ており、
自然な質問文を作ることが出来ています。

(論文より引用)

また、上記のグラフは、自動生成文が人手作成と同じでない生成文についてのみを評価したものとなります。

まだまだ人が作成した質問生成レベルには達していないものの、
全体としては、自動生成文の78.1%が人手作成文と同様の質問文を作成出来ています。

(3)関連事例

「AIがFAQ作成を80%効率化 問い合わせデータからFAQを自動生成――オウケイウェイヴが「OKBIZ. for AI FAQ Maker」を発売」
これにより、作業時間の短縮と作業効率化が見込めます。
http://www.itmedia.co.jp/enterprise/articles/1804/17/news058.html

「Microsoftの自動チャットボット会話生成サービス「QnAMaker」 を試してみた」

FAQチャットボットに特化したものになっていて、トークスクリプト作成が「URLを入れるだけ」という点が魅力です。
https://ledge.ai/qnamaker/

(4)まとめ

今回、マニュアル文から質問自動生成を行い電化製品の高度化を目指しました。

課題としては、二つ挙げられます。

一つ目は、より良い質問文を増やすことです。

マニュアル文から関連する質問文を生成することを目的としていましたが、この部分の精度はまだまだ改善していかなくてはいけません。

二つ目は、解答文生成システムを構築していくことです。

質問自動生成だけでなく、解答文を担保していくことでより精度が上がっていくことが予想されます。

現状では実現できていない技術ですが、もし実現するとなれば、私たちの生活は更に快適に、過ごしやすくなっていきます。

いつの日か、炊飯器などの電化製品に「お米に対して水の量が多いです」

などと言われる日が来るかもしれませんね。

 

abstract
In this research, as the first step to develop a system that automatically generates related question answer pairs from sentences in a product manual, we present a method to automatically generate question sentences from manual sentences. As the result of experiments with a data set of about 1400 sentences, we obtained BLEU score of 62.11 by comparing generated sentences with manually prepared question sentences.

Automatic generation of questions from product manual sentences.Sato Sato Hiroyasu Itsui Manabu Okumura.School of Engineering ńńń Mitsubishi Electric Corporation Institute of Innovative Research Tokyo Institute of Technology Tokyo Institute of Technology

 

ライター:株式会社wevnal ChatbotAI事業部 山本隆介