AIが浸透することによる意外と深刻な情報化時代の倫理問題とは?

IT革命を発端とした情報化時代において、プライバシーや情報の正確性など大きく分けて4つの倫理的問題が挙げられます。
そこで今回は、4つの倫理問題の提示から私たちの取るべき行動をご紹介していきます。

私たちのこの時代は、まさに情報化時代と言えます。

IT革命を発端に、コンピューターやスマホの普及などを要因に、生活が激変しました。

その恩恵として、多くの面で快適な生活を送ることが出来ていますが、そこには多くの問題を抱えています。

そこで今回は、情報化時代における問題・課題についてご紹介していきます!

目次
(1)はじめに
(2)4つの倫理問題
1.プライバシー
2.正確性
3.プロパティ
4.アクセシビリティ
(3)関連事例
(4)終わりに


(1)はじめに

周知の事実であり前述した通りではありますが、私たちの時代は情報化時代です。

多くの情報で溢れかえっている今、問題となるのが「これからの社会が私たち人間の望むべき方向に向かっていくか」です。

世界中での情報伝達が容易になった反面、個人情報などの知的資源が脅威に晒されています。

そんな問題を今回は4つの項目に分けてご説明していきます。


(2)4つの倫理問題

1.プライバシー

コンピューターとスマートフォンの普及により、「プライバシー」というものは有って無いようなものになっていると私は思います。

その要因としては、2つ挙げられます。

  1. 情報技術の成長
  2. 情報の価値の増大

情報技術の成長においては、監視や計算、検索など様々な用途で技術が向上しています。

情報の価値の増大においては、情報伝達の発展により「価値ある情報」が容易に広まります。

2.正確性

コンピューターやスマホの発展により、情報発信がそれまでより容易になりました。

その反面、誰でも情報発信出来ることから「情報の正確性」が疑われています。

気軽に情報発信できるという中でも、発言の正確性については責任を持たなければいけませんね!

3.プロパティ

情報化時代の倫理問題の中でも、もっとも複雑と言っていい問題が「知的財産」の問題です。

誰の情報かというのは重要な問題で、今日では、著作権や特許など知的財産を守るための機能が存在していますが、不完全な部分があります。

情報伝達が容易になったことから、一個人の情報価値というのは、瞬く間に拡散されてしまします。

4.アクセシビリティ

コンピューターの発明により、現代の情報社会では「識字率」がキーワードとなってきます。

世界中の情報が飛び交ってる中、このような社会構造の中で平等に情報を得ていくためには以下の3点を身につけなくてはいけません。

  1. 読み書きや計算などの情報を扱うスキル(教育の課題)
  2. 情報を得るために、テレビやコンピューターなどのに接続された情報技術にアクセスできるスキル(社会経済学の問題)
  3. 情報自体にアクセスできるスキル(財産の問題・社会経済学の問題)

これらが要件に当たり、知識レベルと経済レベルの両方の機能で満たされなくてはいけません。

しかし今日の世界では、識字率やこれらのレベルが悪化している現状があります。

(3)関連事例

ここまで情報化時代における倫理問題を述べてきましたが、「倫理問題」に対して次のような主張もありますので、ご紹介いたします。

・「人工知能の倫理:何が問題なのか」
総務省より人工知能の発展に伴う倫理問題の発生について書かれています。
また、人工知能関連の各国の動向なども紹介されています。
http://www.soumu.go.jp/main_content/000520384.pdf

・「AI時代における社会ビジョン~人々の働き方、生き方、倫理のあり方~」
マサチューセッツ工科大学メディアラボで所長を務める伊藤穰一氏にAIの普及における働き方のあり方と倫理問題について異端ビューされた記事となります。
https://jpn.nec.com/techrep/journal/g16/n01/160102.html

(4)おわりに

ここまでは、情報化時代における倫理的問題・課題についてご紹介してきましたが、
「情報をどう利用していくか」でこの先が大きく変わってくると思います。

情報過多の中、どれが正しい情報なのか分かりづらい事も挙げられますし、
個人のプライバシーについての過度な侵害を避けるための情報システムも必要になってきます。

関連事例にも挙げたように、実際に「情報」によって被害を受けることもあります。

情報を利用する私たちの道徳観が不可欠になってきますね。

「正しい情報を正しく利用する」ことが、これからの人類の発展の為に繋がってくるはずです。

 

abstract
Today in western societies more people are employed collecting, handling and distributing information than in any other occupation. Millions of computers inhabit the earth and many millions of miles of optical fiber, wire and air waves link people, their computers and the vast array of information handling devices together. Our society is truly an information society, our time an information age. The question before us now is whether the kind of society being created is the one we want. It is a question that should especially concern those of us in the MIS community for we are in the forefront of creating this new society.The social contract among people in the information age must deal with these threats to human dignity. The ethical issues involved are many and varied, however, it is helpful to focus on just four. These may be summarized by means of an acronym — PAPA.

Four Ethical Issues of the Information Age by Richard O.Mason 

 

ライター:株式会社wevnal ChatbotAI事業部 山本隆介