URL2Video:Googleが開発、Webページからマーケティング動画を自動生成!
3つの要点
✔️ WebページのURLを指定するだけでプロモーション動画を自動生成
✔️ ユーザーが指定した動画の尺、動画サイズ、アスペクト比に考慮して最適化
✔️ デザイナーと一般視聴者に対するインタビューとオンライン調査でツールの有用性を確認
Automatic Video Creation From a Web Page
written by (Submitted on October 2020)
Comments: Accepted at UIST 2020: ACM Symposium on User Interface Software and Technology (2020)
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Paper
概要
最近ではどこの企業でも自社サービスや自社製品のWebサイトを持つことは一般的になっていると思います。ブランドイメージは、売上などに大きく影響するため、ロゴ、テーマカラー、画像などの素材はいずれも統一感が出るように細部まで設計し、多くの企業がデザイナーやエンジニア、マーケター、サービス責任者、PRと協力して労力をかけて作成しています。
また、訴求力が強い動画でプロモーションすることも増えています。しかし、基本的にWebサイトの素材をそのまま使うことは難しく、動画作成には追加の負担がかかります。
さらに、最近はターゲットユーザーに合わせて様々なメディア向けにプロモーションが必要になっており、視聴体験を最適化するため、メディアごとに複数バージョンの動画を公開するようになっています。この論文にもあるように、2019年には広告主の3分の1近くがこのような状況にあるようです。
しかし、複数の動画を作成するには、アスペクト比や動画の尺などそれぞれのメディアごとの要件を満たす必要があります。場合によっては、ブランドイメージを統一するために、色、サイズ、レイアウトなどの微調整が必要な項目も出てきます。
動画作成のサービスは出てきているものの、やはり動画作成はデザイナーの負担が大きく、リソースが少ない企業にとってはいまだに取り組むのが難しい状況です。そこで、この論文では、多くの企業が既に保有しているサービスや製品のWebページの素材を利用して、プロモーション動画を自動で生成する「URL2Video」を提案し、その有用性を検証しています。動画は、ユーザーが指定する動画の尺やアスペクト比に合わせて最適化されます。
(出典:Google AI Blog: Experimenting with Automatic Video Creation from a Web Page)
URL2Videoは、指定したWebページ(URL)から、テキスト、画像、フォント、配色、レイアウトなどの素材やデザイン情報を抽出し、抽出した素材をもとにプロモーション動画のアスペクト比と尺に合わせて、動画素材の一連のショットを編成していきます。
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