世界初、AIを活用した等身大バーチャルキャラクターが警備する「バーチャル警備システム」が登場

世界初となる、AIを搭載したバーチャルキャラクター「バーチャル警備員」が開発されました。セコムを筆頭に、AGC、DeNA、NTTドコモ各社が持つ最新テクノロジー加わって実現されています。

世界初、等身大の「バーチャル警備員」の3Dキャラクター

「バーチャル警備システム」は、AIを搭載した「バーチャル警備員」が常駐警備サービスを提供するセキュリティシステムです。 高反射率のミラーディスプレイに、等身大の「バーチャル警備員」の3Dキャラクターを表示。警戒監視、受付などの業務を代わりに行ってくれます。

近年、日本社会は深刻な人手不足に直面しており、警備業においては有効求人倍率が約9倍に達するなど、高まるセキュリティニーズと、それを担う人材の量的なアンマッチが生じています。特に有人施設などにおいて、警備員に頼った警備を維持・拡大していくことは人件費の影響によるサービス価格の高騰を招く恐れもあり、新たな解決策が必要となっていました。

開発された「バーチャル警備システム」は、警備員が行ってきた業務のうち、警戒監視、受付などを代替してくれます。最新のテクノロジーの力で人の力を増幅することで、警備の効率化や有人施設における警備強化をコストを抑えながら実現しています。

男性(まもる)、女性(あい)の2キャラクターがあり、用途によって使い分けることができるそう。将来的には5Gを活用し、セコムの遠隔監視センターで複数の監視を行うことも期待されています。

現実空間を映しこむミラーディスプレイ上に3Dモデルとして表示した「バーチャル警備員」

見ての通り、空間に溶け込む奥行き感とその中での存在感・立体感を発揮しています。
周辺環境が写りこむ高反射率のミラーディスプレイの鏡面効果を用いることで、設置場所にバーチャルキャラクターとして違和感なく溶け込んでいます。

来訪者から話しかけられると、音声を認識すると同時に顔や持ち物なども画像認識し、AIが判断。キャラクターのイメージに合わせ実際に語りかけるような合成音声により自動で応答してくれます。必要時には監視卓の常駐警備員が遠隔で通話して応対することも可能です。さらに、相手の背丈に合わせて「バーチャル警備員」が腰をかがめて目線を合わせて応対してくれるという親密さも持ち合わせています。

内部にカメラやモーションセンシングなど各種センサーを搭載しており、来訪者が顔をヘルメットなどで隠している場合はそれをAIが認識し、外すように注意を促します。また、「バーチャル警備員」からの映像は監視卓で確認することもできるとか。

人手不足時代のセキュリティニーズに対応してくれる「バーチャル警備員」。5Gを視野に入れ2020年に発売を予定しているそうです。