気まぐれAIニュース6/20〜7/8(最近話題になったAI/機械学習界隈のトレンドまとめ)

この記事は、編集部のMが独断で面白いと思ったAI界隈のニュースや、トレンドをさらっと紹介するというものです。今回は、直近3週間くらいの間に話題になったニュースを扱っています。

Google の AutoML が KaggleDays での表形式データのコンペで第 2 位に

深層学習アルゴリズムの自動化が進む中、GoogleのAutoMLがKaggleのGrandMaster達に勝利し、最終的には僅差で 2 位となったというニュースが話題になりました。ネットワークエンジニアの仕事は自分の仕事をなくす事だと言われていますが、AutoMLのような機械学習の自動化システムの精度が上がれば上がるほど手動でモデルを設計するML専門家のニーズも減っていくのかもしれません。

「Google AutoML」チームのワークフローは、他の Kaggle 参加者のワークフローとはまったく異なっていました。他の参加者がデータを分析してさまざまな特徴量エンジニアリングを試している間、私たちのチームはジョブをモニタリングしてその終了を待っているだけです。


Google の AutoML が KaggleDays での表形式データのコンペで第 2 位に

 

 

スシローが次世代型店舗オープン 効率化目指す“すごい”テクノロジーの全容に迫る

回転寿司大手「スシロー」を運営するあきんどスシローが、客の満足度向上と店舗オペレーションの省力化を両立させた「次世代型スシロー店舗」を、6月26日にオープンしています。

自動受付から画像認識による自動皿会計システムや、セルフレジでの自動精算など、退店に至るまで全セルフだそうです。キッチン以外は店員要らず?と思いきや、導入は店舗によって使い分けるそうで、人材不足が深刻な店舗には「フルスペック」で導入し、やや人材不足という状態では、部分的に導入するとか。大手回転寿司チェーンで同様の動きはますます広がっていきそうです。

スシローが次世代型店舗オープン

 

アノテーションが農村部での雇用を生み出す

データ作成作業(アノテーション)が中国の農村部での雇用を生み出しているという記事です。AIを専門とする米国の調査会社Cognilyticaは、2018年に機械学習関連のデータ注釈の世界市場が66%成長して5億ドルになると見積もり、2023年までに2倍以上になると予測しています。

しかし、ラベリングの仕事は、雇用面での恩恵の一部を農村地域にもたらしている一方、学習が完了すれば必要なくなるというリスクもあります。Faces for cookware: data collection industry flourishes as China pursues AI ambitions

 

ヌード画像を合成するDeepNude

AIを用いて有名女優のポルノ映像を作成するという「フェイクポルノ」が2017年末から2018年にかけて大流行しましたが、ニューラルネットワークを使用して女性の画像から衣服を取り除き、ヌードに見えるようにするアプリが作成され話題になっています。

DeepNudeと呼ばれるこのソフトウェアは、服部分だけを削除し、胸や外陰部がはだけた裸の写真に変換してしまうとか。※非難を浴び現在アプリは削除されています。

女性の写真を1クリックで裸にしてしまう「DeepNude」が登場

 

機械学習で古代文字を解読、「線文字B」を自動翻訳

MITが、古代文字を解読できる機械学習システムを開発しています。クレタ島の古代文字である線文字Bを解読させることで、システムの能力を実証しました。線文字B(せんもじB、Linear B)は、紀元前1550年から紀元前1200年頃まで、ギリシア本土およびクレタ島で使われていた文字だそう。今までに解読されていない古代言語を翻訳する事で、失われつつある多くの言語を残すことができるかもしれません。

機械学習で古代文字を解読、「線文字B」を自動翻訳

 

AIで尋ね人探し!10年前に誘拐された子供4人を探し出す―中国

中国で、行方不明者捜索に画像認識を使ったというニュースです。

見つかった4人の子供の中には生後わずか数カ月の写真しかなかった子供も含まれていたそうです。

0歳から18歳までの顔の成長・変化に対するモデリングシミュレーションを行い、顔のサンプルを大量に生成し、DNNのアルゴリズム用いて、これらの人の顔に成長過程で生じる複雑な変化を学習させたといいます。

経年変化に対応した顔認証技術は、DNA鑑定に続き、公安機関が誘拐された子供を捜索する上で、極めて有効な方法を提供するものだということが分かりました。

AIで尋ね人探し!10年前に誘拐された子供4人を探し出す―中国

 

建築設計をサポートするAIソフトウェアを開発するノルウェーのスタートアップ

オスロで創業されたスペースメーカー(Spacemaker)は、建物への日当たりや交通からの許容騒音レベル、部屋の数といったパラメーターに基づいて複数の建築設計案を生成するAIソフトウェアを開発しています。6月に新たに2500万ドルの資金を調達しました。

このソフトウェアは、建築物がどれだけの日照を得る必要があるのか​​、プロットに収まる部屋の数など、さまざまなパラメータを評価したあと、いくつかのレイアウト提案します。

Norwegian Startup Is Trying to Use AI to Help Your Architect

 

 

機械学習によるバス遅延の予測

米Googleは6月27日(現地時間)、モバイル(AndroidおよびiOS)版「Googleマップ」アプリに、バスの遅延と車両の混み具合情報を表示する機能を追加したと発表しています。
利用できる地域でバスを利用するナビを表示すると、交通渋滞でバスが遅れている場合は何分くらい遅れるかが表示されるというものです。
これらの機能は、6月27日から世界各国の約200都市で提供が開始されています。https://webbigdata.jp/ai/post-3655

 

日本語の電話応対AI「DUET」をLINEが発表

DUETはレストランの予約などをAIが対応する店舗向けサービスです。予約注文をする人(電話をかけた予約者)の言い回しを解釈し、予約システムに記録するといった一連の予約対応を自動で行います。

同様のサービスはGoogleが「Google Duplex」として米国で試験展開を行っていますが、日本語で行うものはDUETが初となるそうです。LINEによると、1000人規模のAIエンジニアチームによって、電話応答システムを自前で開発したとしています。日本語の電話応対AI「DUET」をLINEが発表

 

 

AIが自動で選曲

株式会社USENとQosmoが、店舗内でのBGMを自動で抽出して流す「AI BGMサービス」の実証実験を開始しています。
実証実験は、楽曲を天候や時間帯などに応じ、 最適な音楽を選定して流すもので、 「音楽を使った、 あらゆる業種の人々が交流できる空間づくり」をテーマに、 およそ1年間にわたり実施する予定とのこと。

楽曲の雰囲気を示す”イメージワード”や、 楽曲のもつ”朝らしさ/夜らしさ”などをスコアで表現し、 このスコアデータを基に候補楽曲の抽出及び選曲を行うそうです。

 

END終わり⊹

読んでいただきありがとうございました。

この記事をシェアする