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次世代のプライバシー保護!全く別人の顔に変換するDeepPrivacy

次世代のプライバシー保護!全く別人の顔に変換するDeepPrivacy

論文

3つの要点

✔️写真の顔を別人の顔に変換することでプライバシー保護
✔️顔の部分を隠した画像を入力に使うので顔バレの心配なし!
✔️顔のパーツの位置情報を入れることで背景にマッチした変換が可能

 

GANでプライバシー保護をしよう!

現在、プライバシー権が重要な規制の対象になっています。

特に、GDPR(日本語訳:一般データ保護規則)は、2018年に導入されて以来、ヨーロッパ全体の個人データの処理に大きな影響を与えてきました。

この規則では、データを使用する場合は個人の同意が必要です。しかし、データが特定の個人に属していると識別できない場合、企業は同意なしにデータを使用できます。したがって、既存のデータ分布を保存しつつ、すべてのプライバシーに敏感な情報を除去できる顔の匿名化は、企業にとっても個人にとっても、Win-Winのソリューションとなる可能性があります。

 

次の映像を見てください。

図 DeepPrivacyによる顔変換のデモ

今回提案されたDeepPrivacyでは、左のような顔を隠した画像を入力すると、右のように別人の顔に変換してくれます。

GANを使った顔変換の手法はいくつもありますが、DeepPrivacyでは入力に顔を隠した画像を使うことで、プライバシーが完全に保護された顔変換が可能です。

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東大の原田研究室で画像認識やその周りの研究を行なっています。 現在の研究テーマは動画認識やNAS(Neural Architecture Search)です

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