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【応用編】深層学習を用いた画像Data Augmentationを一挙にまとめてみた!

【応用編】深層学習を用いた画像Data Augmentationを一挙にまとめてみた!

Data Augmentation

3つの要点
✔️ 深層学習を用いたData AugmentationにはGANやスタイル変換などを用いたものがある
✔️ 
深層学習を用いたDAの利点/欠点をまとめた
✔️ 基本的なDAと組み合わせることでさらに高い精度を達成できる

A survey on Image Data Augmentation for Deep Learning
written by Connor Shorten, Taghi M. Khoshgoftaar
(Submitted on  06 July 2019)
Comments: Published by Journal of Big Data
Subjects: Computer Vision and Pattern Recognition (cs.CV); Machine Learning (cs.LG); Image and Video Processing (eess.IV)

 本記事で使用している画像は論文中のもの、またはそれを参考に作成したものを使用しております。

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導入

この記事では深層学習を用いたData Augmentation(以下、DA)について説明していきます(前回の基本編の続きとなっていますので、そちらもお読みください)。前回はData Augmentation(以下、DA)の体系を説明したあとに、基本的なDAとしてGeometric TransformationやColor Space Transformation、Mixing Imagesなどを紹介しました。今回は、ついに深層学習を用いたDAについて触れていきます。下図のオレンジ色で囲った部分がこの記事で扱うDAたちです。

ida_fig2_DL

下表でいうオレンジ色の部分です。(斜め字は前回の基本編で紹介いたしました。)

手法 種類 DL 概要
Geometric 
Transformations
加工 -

幾何学的な操作。FlipやCropなど。

Color Space 
Transformations
加工 -

色空間の操作。GrayScale変換など。

Kernel Filters 加工 -

古典的なフィルターを適用する操作。SharpenやBlurなど。

Mixing Images 生成 -

既存の画像を混ぜて新しい画像を作る操作。SamplePairingなど。

Random Erasing 加工 -

画像の一部を取り除く操作。Cutoutなど。

Feature Soace Augmentation 加工

画像データの特徴ベクトルに加工を施す操作。

Adversarial Training 加工

敵対的サンプルを用いた手法。

GAN Data Augmentation 生成

画像データをGANで生成する手法。

Neural Style Transfer 加工

スタイル変換を適用する手法。

本記事では以下の流れで解説していきます。

 

  1. 深層学習を用いたData Augmentationまとめ
  2. 結論

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